Charles Momeny

実績

主な実績

役職や時系列ではなく、解決してきた課題の種類で構成。大規模なベンダーオペレーション、Trust & Safetyとリスクガバナンス、AI/LLMオペレーション、そしてその土台となるオペレーション効率化の取り組みを紹介。

グローバルベンダーオペレーションのスケーリング

Global Manager, Google Maps & Location Operations

グローバルプロダクトの成長には、品質・コスト規律・アカウンタビリティを保ったまま、その裏側のベンダーオペレーションを拡大させる必要がある。Global Manager, Google Maps & Location Operationsとして、Google Mapsの国際展開を支えるベンダープログラムを構築・運営。APAC、EMEA、北米、LATAMにまたがる予算・人員・パフォーマンス全体に責任を持った。南北アメリカ、ヨーロッパ、APACの8カ国でフィールド調査・データ収集オペレーションをスケール。

9名体制のFTEチームを直接率い、そのチームが属するより大きな組織は200名超のベンダー人員によるオペレーションを統括。自身のサイトレベルでは、2つのベンダーグループにまたがる120名超のベンダー人員に対して現場運営責任を持った。この体制のもと、予算・現場デリバリー・人員の安定性という目標に対して、実質的な財務・デリバリー責任を担った。

  • $30M+のグローバルオペレーション/プロジェクト予算を管理
  • 380K+件のWi-Fi調査を実施、5カ国で屋内マップ対象拠点を10K+件に拡大
  • APAC、EMEA、北米、LATAMにわたりベンダーオペレーションをスケール
  • カナダ、ブラジル、メキシコ、イタリア、オランダ、スペイン、オーストラリア、ドイツでの新市場立ち上げ
  • Google Japanのベンダー離職率を基準値15.3%から1.45%まで低減

Trust & Safety、リスク、レビュアーのウェルビーイング

Senior Operations Manager, Vendor Strategy & Senior Program Manager, Trust & Safety Engineering

Trust & Safetyの業務には特有のスケールの難しさがある。取り扱う量は膨大で、対象となるコンテンツはしばしば厳しい内容を含み、ガバナンスを誤った際のコストはスループットではなくユーザーへの被害やブランドリスクとして表れる。急成長期において複数リージョンにまたがるTrust & Safety関連のベンダーオペレーションを構築・運営し、厳格な生産性・品質SLAを維持しながらチームとワークフローをスケールさせた。

レビュアーのウェルビーイングは後回しにすべき課題ではなく、オペレーション上の必須要件と位置づけた。暴力的で精神的負荷の大きいコンテンツへの曝露を減らす新しいツールとワークフロー管理により、社内調査でのウェルビーイングスコアを30%改善。ガバナンス面では、パフォーマンス管理・運用監査・エスカレーションパスからなるベンダーガバナンスの枠組みをEngineering、Legal、Businessを横断して構築。以前所属したPublisher Qualityでは、機微なAds品質関連ワークフローに携わるベンダー・社内チーム双方を対象としたGDPR対応プログラムも構築した。

  • Engineering、Legal、Business/Productを横断するガバナンス体制を構築
  • ブランド保護ツールと社内ポリシーを強化し、広告主・ユーザーに対する数百万ドル規模のリスクエクスポージャー低減に貢献
  • ベンダー・社内チーム双方を対象としたGDPR対応プログラムを確立(Publisher Quality)

AI/LLMオペレーションとHuman-in-the-Loopシステム

Senior Program Manager, Vendor Operations & Tooling — Google, EWOQ Ads LLM (via Quest Global)

LLM関連業務のオペレーション構築は、従来型のベンダーマネジメントとは性質が異なる。ワークフロー、品質基準、ガバナンスモデル自体が、リアルタイムで定義され続けている段階にある。GoogleのEWOQ Ads LLMプログラム(Google — via Quest Global)において、ヨーロッパ、南米、インド、米国にまたがるLLMベースのAdsデータラベリングを支えるグローバルベンダーオペレーションの枠組みを構築・標準化し、拠点間のばらつきを抑えながらスループット・品質・実行の一貫性を改善した。

その一環として、大規模なベンダー人員を対象にHuman-in-the-Loopレビューと AI支援アノテーションワークフローをスケールし、自動化と人的判断のバランスを取った。ProductやEngineeringと連携し、AIのインテーク・優先順位付け・デリバリーのパイプラインも構築。Engineeringと共同で構築した運用ダッシュボードにより、ベンダーの生産性・ラベリング品質・コストドライバーをリアルタイムで可視化し、ガバナンス・コンプライアンス・監査の枠組みによってLLM関連オペレーションをプライバシー・セキュリティ・ポリシー要件に整合させた。役割別のトレーニングとツール導入支援プログラムにより、複数拠点にまたがる新規アノテーターの立ち上げ期間も短縮した。

  • ヨーロッパ、南米、インド、米国にまたがるLLMベースAdsデータラベリング向けグローバルベンダーオペレーションの枠組み
  • 大規模なベンダー人員を対象にHuman-in-the-Loopレビューと AI支援アノテーションワークフローをスケール
  • Engineeringと共同構築した、コスト・品質・スループット可視化のための運用ダッシュボード
  • Legal、Security、Procurementと連携したAIベンダーガバナンス・コンプライアンス・監査対応の枠組み

オペレーション効率化、ガバナンス、スケール

Senior Manager, AdWords/Google Shopping · Senior Program Manager, Publisher Quality Group

オペレーション上の課題は、必ずしもスケールそのものが目的ではない。品質を犠牲にせず、人員を増やさずに、既存プログラムの効率を高めることが本質である場合も多い。Senior Manager, AdWords/Google Shoppingとして、APAC、EMEA、北米のベンダーに対しツールとプロセスの標準化を進めて業務効率を改善。少人数のベンダー支援体制で4つのプロダクト領域にわたるグローバルサービス継続性を維持した。

以前所属したPublisher Qualityでは、手作業によるQA業務の多くをMSPパートナーに移管し、人員を増やすことなくプログラムのキャパシティを拡大。厳しい検証にも耐えるガバナンス・プロセスの枠組みを構築した。同様のオペレーションガバナンスの規律は、公共セクターであるCalifornia Correctional Health Care Servicesでの業務にも引き継がれ、サイクルタイム・コンプライアンス・課題解決スピードの改善に寄与した。

  • AdWords/Google Shoppingオペレーションで50%の効率改善
  • 週120時間超の手作業QA業務をMSPパートナーへ移管(Publisher Quality)
  • California Correctional Health Care Services(補完的な公共セクター経験):サイクルタイム10%短縮、コンプライアンス100%達成、課題解決スピード20%向上

サイドプロジェクト

本業の傍ら、プロダクト思考とシステム思考を実践 — 課題設定、要件定義の規律、AI活用による実装、そしてリリースと改善をやり切る力。

Japan Property OS

外国人による日本の不動産購入を支援する意思決定サポート

稼働中のプロダクト・継続開発中

Japan Property OS welcome page

外国人が日本で不動産を購入する場合、不慣れなルール、言語の壁、そして「自分の状況に本当に合っているか」までは教えてくれない物件情報という壁に直面する。Japan Property OSは、その差分を埋めるために作られた、実際に稼働している開発中のプロダクト。単発のプロトタイプではなく、課題定義・要件定義からリリース、継続的な改善までを一貫して手がけている。

現在の中核機能はSuitability Score(購入者ごとの条件に基づく適合度評価)。以前使用していた、より硬直的なチェックリスト完了率による評価に代わるもので、LLMを用いて購入者ごとにパーソナライズされた評価を行う。実際の利用を通じて、固定的な完了率では購入者ごとに本当に重要な要素を捉えきれないことが分かり、置き換えに至った。AIを活用した開発、自動テスト、CIにより、規律あるイテレーションとリリース品質を担保している。

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Multi-Site Job Saver

オープンソースのブラウザ拡張機能

複数の求人サイトをまたいだ絞り込み・保存という煩雑なワークフローを、実際に使えるツールとして形にした。GitHub Releases経由で配布中。ワークフローをさらに拡張するWebアプリも継続開発中。

GitHub Releasesで公開済み

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